冊子を印刷する方法の一つに無線綴じ冊子という方法があります。これは、冊子の背の部分に強力な糊を付けて製本をします。別名をくるみ製本とも呼ばれています。無線綴じ冊子はソフトカバーだけでなくハードカバーの冊子にも用いられる方法です。カタログや分厚いマニュアルなどにも適用できる手法で、中綴じ冊子と比べるとページ数が多いものにも対応が可能です。強度も中綴じと比べて高く、接着剤を利用することから印刷の費用も中綴じと比べると高くなりがちです。中綴じと比べると、根本までしっかり開くことはできないため、見開きでデザインされた絵や写真などが見ることができないというデメリットがあります。その反面、仕上がりは高級感があり、背表紙があるため、本棚に並べた時の見栄えも良いという特徴を持ちます。

無線綴じ冊子にはどんな魅力があるのか

無線綴じ冊子と中綴じ冊子の最も大きな違いは、印刷できるページ数です。中綴じ冊子は印刷した紙の真ん中を針で止める製本方法を採りますので、あまり枚数の多い印刷物に用いることはできません。それに対して、無線綴じ冊子は印刷した紙の背に接着剤を付けて止め合わせる方法ですので、大量のページがある印刷物にも対応することができます。対応できるページ数は印刷会社によって異なりますので、どれくらいの枚数の冊子を作りたいかによって、選ぶべき業者は変わってきます。論文集やテキスト集、資料集のような大量のページになることが予想される場合は、無線綴じ冊子印刷を選ぶのがおすすめです。無線綴じ冊子はページ数を2ページ単位で増減できるため、最初に決めたページが変動する時も柔軟に対応できます。

背表紙を作る時に注意したいこと

無線綴じ冊子の印刷は背表紙が付けられることが魅力の1つです。背表紙に印刷物のタイトルや著者名を入れることで、本格的で高級感のある仕上がりになります。さらに、本棚に収納した時も探しやすいというメリットがあります。表紙を印刷してもしなくても、印刷にかかる代金は変わらないということが多いです。無線綴じ冊子の場合、印刷した紙をまとめてその背を糊付けして作りますので、紙の厚さがすなわち背表紙の厚さになります。ページ数が少ない冊子でも背表紙に厚みを出したい場合は、印刷する時に厚い紙を使うこともあります。背表紙にタイトルや著者名を入れる場合は、背の幅がどれくらいになるかを計算した上でデザインしましょう。3ミリ以下の厚みの場合は文字を入れても見づらいため、背にデザインを入れない方が良いです。